どうも、だすけ(@dasuke_182)です。
月10万円で生活費で暮らすことは可能?
今回は、そんな疑問を持つ方に向けての記事となっております。
結論から言えば、節約やさまざまな工夫をする必要がありますが、月10万円の生活費で暮らすことは可能です。
月10万円での生活費で暮らすことを一つの目標値にすることによって、必要以上に働くことがなくなり生活に余裕が生まれます。
また、余った給料分は貯蓄や体験などに回すことができ、自身の人生が豊かにすることができます。
- 月10万円で生活を実現させる方法
- 筆者の生活費の内訳
また、本記事は以下のような方におすすめです。
- 月10万円の生活費を目指したい一人暮らしの方
- 共働き夫婦でも財布別の方
- 生活費の節約の参考にしたい方
- 生活水準を今一度見直したい方
節約のヒントになるかと思いますので、あわせて読んでみてください。
結論:一人暮らしは達成しやすい
生活費を月10万円にするのは、結論から言えばひとり暮らしなら可能です。
また、共働きの場合でも夫婦間の財布が別であれば、個人でも可能です。
まずは、家計簿アプリなどを利用して、毎月の生活費に自分がどれくらいのお金を使っているのかを把握することをおすすめします。
現状の生活費を知ることで、目標値である10万円にするにはどこを見直すか、何をいくら減らす必要があるのかを知り、無駄をなくすことです。
次の項目では、10万円の生活費の内訳を紹介したいと思います。
10万円の生活費の内訳は?
筆者の生活費の内訳は?
まず、最初に筆者の生活費の内訳を紹介します。
ミニマリスト志望30代男の生活費はこんな感じになっております。
固定支出
- 家賃 25,000円 (会社の住宅補助)
- 電気代 12,000円 (厳密には変動しますが、一旦固定して計算)
- 水道代 3,500円 (※2ヶ月に1回徴収)
- 通信費 3,300円
- スポーツジム代 3,500円
- サブスク
- Amazonプライム 491円(※年間5,900円)
- Apple Music 900円(※年間10,800円)
- Kindle Unlimited 980円
合計 49,171円
流動支出
- 食費 30,000円
- 交通費(ガソリン代) 8,000円
- 保険代 6,000円
- 日用品 3,000円 (月によって変動あり)
- お小遣い 10,000円
合計 57,000円
固定支出 49,171円 + 流動支出 57,000円 = 106,171円 となりました。
約11万円ですね。
昨今の値上げで、例外なく家計の負担は上がっていますが、最大の固定費である家賃が大幅に抑えられていることで、10万円以内が実現可能となっています。
電気代は他のミニマリストの方と比較すると比較的高めですね。
一人暮らしの場合の理想的な生活費の内訳は?
続いて生活費10万円を実現するための、ひとり暮らしの理想的な生活費内訳を紹介します。
家賃 | 40,000円 |
食費 | 30,000円 |
水道光熱費 | 10,000円 |
通信費 | 5,000円 |
交通費 | 10,000円 |
日用品 | 5,000円 |
合計 | 100,000円 |
生活費の中で一番大きな割合を占める家賃ですが、40,000円の家賃は地方の単身向け物件か、もしくは会社の福利厚生などで家賃補助・寮の制度があれば十分に実現できるかと考えます。
食費を1日1,000円計算とし月に30,000円としました。
自炊は何かと面倒ですが、頻繁に外食をしているとあっという間に食費の割合が高まってしまいます。
自炊の件も含め、月10万円での暮らしを実現する方法を次に紹介したいと思います。
月10万円での暮らしを実現させる方法
月10万円での暮らしを実現させる方法はこちら。
- 【家賃】できるだけ安く抑える
- 【光熱水費】を見直す
- 【車】持たない or 中古
- 【通信費】格安SIMにする
- 【食費】買い出しも調理回数もまとめるのがベスト
- 【保険】保険は不要
- 【衣服代】少数精鋭でOK
- 【日用品代】兼用化できるものはする
- 【NHK受信料】テレビは手放す
- 【サブスク代】いくつも契約しない
【家賃】できるだけ安く抑える
上記でも触れていますが、家賃は収入の中で最も割合が高い支出になります。
「家賃は手取りの何割」と検索すると、3割ほどが相場と書いているページが多くみられます。
手取り20万円の3割であれば6万円ほどになりますが、6万円だと上記で紹介した理想的な家賃の範囲をオーバーしてしまいます。
都心だと単身向けでも10万円以上する物件が多くありますが、東京23区外や地方の物件であれば、4~5万円程度で住める物件が多くあります。
家賃が4万円ほどの場合だと、手取り20万円の2割ほどに抑えられますので引越しを検討してもいいでしょう。
家賃6万円の部屋に住んでいて、契約や引っ越しの初期費用で10万円かかっても、家賃4万円の部屋に引っ越せば5ヶ月で元が取れる計算になります。
生活費の中で大半を占めている家賃を削ることで、月10万円の生活費の実現に近づくことは間違いないです。
また、会社の福利厚生などで家賃補助や会社の寮があれば、さらに家賃を抑えるハードルは低くなります。
部屋によってはWi-Fiも付きもあるので、通信費も節約になる可能性もあります。
自分自身、初めて部屋を借りた時は「人生で一度くらいは築浅物件に住んでみたい!」と家賃のみで6万円のアパートに住んでいましたが、正直言って貯蓄はあまり増えませんでしたね。
現在は会社の家賃補助により家賃が大幅に抑えられていて、貯蓄も以前より増えましたし、必要以上にお金に追われる不安も減りました。
- 家賃の安い部屋に引っ越す
- 会社の家賃補助や寮の制度を利用する
【光熱水費】を見直す
生活費を10万円に抑えるためには、水道光熱費を見直すことも大事です。
水道代や電気代を0円にすることはできませんが、電力会社・ガス会社のプラン見直しや会社の切り替えをすることで大幅に固定費の削減ができる可能性があります。
電気の使用時間によって割安になるプランなどもありますので、割安な時間帯に家事を集中するのもいいでしょう。
特に最近は電気代が高くなっているので、見直しは必須ではないでしょうか?
固定費の見直しや節約ができれば、生活費を10万円に抑えることに大きく近づくので、日々の意識づけから始めてみましょう。
【車】持たない or 中古
自動車を所有することで以下の維持コストがかかります。
- 自動車のローン
- (毎年もしくは毎月の)任意保険の加入
- 毎月のガソリン代金
- 毎月の駐車場の賃料
- 2年に1回の車検
- 点検時の部品やオイルの交換
交通網の発達している都市部であれば車は必要ないかもしれませんが、
地方で暮らしている場合や、
「車がないと通勤できないし、生活も不便」
という方やには必須の車。
地方でも中心部住まいであれば、「維持コストのかかる車を持たなくていい」という選択肢が選べると思います。
また、必要であれば新車に拘らず、中古車を選ぶというのも一つの選択肢かと思います。
車の必要以上のスペックは消費ではなく浪費となってしまうので、注意が必要です。
ご自身の生活スタイルに合わせて、選択してみたください。
【通信費】格安SIMにする
スマートフォンを大手キャリアで契約をしている人は、格安SIMに切り替えるだけで通信費を5,000円ほど削減することもできます。
「通信会社を乗り換える」ということに、面倒さや手間を感じる人もいるかもしれませんが、毎月5,000円削減できれば年間60,000円もの削減になります。
通信費の節約が、手始めに取り掛かりやすいと思います。
通信環境も大きくは変わらないので、生活費を10万円に抑えるためにも格安SIMへの切り替えを検討してみましょう。
筆者はRakuten Mobileを使っていましたが、職場での通信環境が悪かったため何度か替え、現在はUQ Mobileを契約しています。
楽天経済圏ユーザーなので、本当は楽天回線に復帰したいです。
【食費】買い出しも調理回数もまとめるのがベスト
家賃の次に割合の多い食費も、見直す余地があります。
ですが、過度な食費の節約は将来の医療費を増やす可能性が高いです。
「節約」といってカップ麺や安い添加物まみれの食材ばかり食べていれば、確実に体を壊します。
食費の節約として、以下の方法などが考えられます。
- 外食はほどほどにして自炊頻度を増やす
- コンビニよりスーパーで買い物をする
- 買い出しはなるべくまとめる
- おかずは作り置きする
割高なコンビニよりもスーパーでまとめ買いをして自炊をするのがベストです。
さらには作り置きをすることで、調理の回数や、時間、掃除や片付けの手間も減るのでおすすめです。
作り置きがあることで、一人暮らしの会社員が仕事でヘトヘトになって帰宅しても、すぐに食事にありつけます。
すぐに食べることのできる卵や納豆、豆腐を一緒に買って食事に添えるのも食事の満足度が上がりますね。
【保険】保険は不要
基本的に保険は不要と考えています。
会社員の方なら、給料から引かれている社会保険だけでも十分すぎる保証内容だからです。
自分の勤めている会社にも保険会社の営業の方がせっせと勧誘に来ますが、決して引っかかってはいけません。
我が国には「高額療養費支給制度」という、海外の保険制度と比べてみても、だいぶ手厚い立派な保険制度が存在します。
アメリカは盲腸一つでとんでもない額を請求されるとか
簡単に説明しますが、50万円や100万円の入院や治療費がかかったとしても、実際の自己負担額は月10万円以下です。
保険は「不幸の宝くじ」とも言われているくらいです。
年齢が若ければ若いほど、大病を患う可能性は低く、もし何らかの理由で入院をしても1ヶ月程度で退院できるケースがほとんど。
また、必要に応じて加入するべき保険は、以下の3つになります。
- 火災保険
- 自動車保険(対人・対物)
- 掛け捨ての生命保険(お金を残す必要がある家族がいる場合)
これらは貯金では賄えきれない「確率小×損失大」の出来事に対しての保険です。
保険は貯金で賄えないような損失の大きいトラブルに備えるものであり「確率小×損失小」や「確率大×損失小」のトラブルのために、保険料を毎月払うのは得策ではありません。
であれば、いつ出番がくるかわからない保険に加入するよりも、損失の小さいリスクについては貯金で備えた方が得策ではないでしょうか?
【衣服代】少数精鋭でOK
服は清潔感があれば少数精鋭でOKではないでしょうか?
毎月、毎シーズン毎に買っていたら生活費は高くなる一方です。
かと言ってセール品を、買うのも良くないです。
本当に欲しいものがたまたま安かったのなら話は別ですが、セール品が安いのは売れ残りの在庫処分です。
「服の価値」ではなく「安さ」にお金を出すことだと理解してください。
ファッションって「見栄」です。
話は少しずれますが、有名ブランドのターゲット層はお金持ちではなく一般人だそうです。
一般人は有名ブランドを買っていますが、金持ちは有名ブランドの株を買うようです。
高いものにこだわらなくても、最近はUNIQLOやGUでも十分過ぎるほど、おしゃれな服が揃っています。
買い物をする前には、自身の手持ちの服の必要最低限を見極め、「本当に必要かどうか」をよく考えるようにすることをお勧めします。
【日用品代】兼用化できるものはする
“生活必需品” と言われる日用品ですが、実際は無ければ無くても問題ない日用品はたくさんあります。
例えば「風呂用洗剤」と言われたら、お風呂掃除のための洗剤と思い込んでしまいますよね?
企業が広告を打って、「朝専用缶コーヒー」「卵かけご飯専用醤油」のように専用感や特別感を出しているだけです。
その方がより売れますからね。
別にトイレ掃除に風呂用洗剤を兼用化したり、キッチンペーパーをクイックルワイパーのドライシート代わりに兼用化させてもOKではないでしょうか?
個別に揃えるよりも兼用化できるものは兼用化した方が、日用品の管理も楽になり、支出も抑えられます。
【NHK受信料】テレビは手放す
「テレビを見るとバカになる」と昔は言われていましたが、観なくなった今、ものすごく実感しています。
なんとなくつけて観ていたら時間は溶けていくし、一歩的に思考を誘導するしで良いことはありません。
NHKの受信料は月に換算すると1,200円ほど。
受信料の集金トラブルもあり、あまり良いイメージがないです。
今では、番組を配信で視聴できたり、リアルタイムで視聴できる「TVer」もあるのでテレビを持つメリットをあまり感じません。
受信料を支払うくらいなら、サブスクの動画サービスに登録した方が有意義ではないでしょうか?
【サブスク代】いくつも契約しない
ここ数年で月額サービスは増加し、当たり前となりました。
テレビを見るよりは有意義ですが、いくつも契約するのはNGです。
筆者はApple Music、Kindle unlimited、Amazon prime Videoと契約していますが、それぞれサービスのジャンルが違います。
同じ動画配信サービスを複数契約しても、視聴できる体は当然一つだけです。
どうしても必要なサービスだけ契約するようにしましょう。
余ったお金はどうする?
冒頭でも軽く触れていますが、月10万円での生活費を一つの目標にすることによって、生きるハードルは格段に下がります。
ただ生活していくのであれば、必要以上に働き、お金に追われず、心身の余裕が生まれるでしょう。
ここでは、手取りで月20万円や30万円などの生活に余裕のできた方が、月10万円生活を実践した場合の余剰分の使い方を紹介したいと思います。
旅行などのかけがえのない体験
かけがえのない体験の一つに旅行があります。
旅行は、その土地の名物や美味しいものを食べたり、自分の知らない風景や歴史、文化等に触れることができます。
好奇心が満たされるとともに、日々の生活から離れることで刺激と潤いが生まれ、経験したことは思い出となりずっと心の中に生き続けます。
皆さんも何年経っても、「あの時あんな場所に行って、こんな経験したな〜懐かしい。」と思い出すことがあるのではないでしょうか。
これを著書『Die with the Zero』内では「思い出の配当」と呼んでいます。
このような経験で得たものはその時限りの幸せではなく、継続して自分にその気持ちを与え続けてくれます。
自分への投資に
自分の将来のためや、やりたいことを叶えるためにお金を使うことは、立派な投資になり価値があります。
仕事で昇給や出世のために必要な資格を取得したり、異業種への転職に向けての勉強もいいでしょう。
また、読書もおすすめで先人の何万時間とかけた知恵が1,500円ほどで学べます。
読書を新たな習慣にするのも良いですね。
投資に回す
節約して確保したお金に働いてもらいます。
自分の分身(アバター)みたいな感じですね。
バブル時代と違い、銀行にいくら貯金をしたところで、超低金利で今は雀の涙ほどの利息しかお金は増えません。
そこで、「貯蓄から投資へ」の資産形成の流れに乗り、投資による運用を行うのです。
2024年からはNISA制度がリニューアルされ、投資環境がよりよく整備されます。
筆者は、現在つみたてNISA(現行制度)と米国株ETFをメインに投資をしています。
NISAは、例として100万円を5%の想定利回りで20年運用すると260万円ほどになるようですが、銀行に同じ100万円を20年置いていたとしても何百円しか増えません。
無理のない範囲で、投資にチャレンジしてみても良いのではないでしょうか?
最後に
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
『【シンプルに生きる】生活費が月10万円って可能?生活費の内訳や節約方法を紹介』について紹介させていただきました。
月10万円での生活は…
- 一人暮らしなら可能
- 夫婦でも財布別であれば達成しやすい
月10万円での暮らしを実現させるポイントは…
- 【家賃】できるだけ安く抑える
- 【光熱水費】を見直す
- 【車】持たない or 中古
- 【通信費】格安SIMにする
- 【食費】買い出しも調理回数もまとめるのがベスト
- 【保険】保険は不要
- 【衣服代】少数精鋭でOK
- 【日用品代】兼用化できるものはする
- 【NHK受信料】テレビは手放す
- 【サブスク代】いくつも契約しない
となりました。
日々、生活を続ける中で、上げてしまった生活水準を下げるということは、なかなかエネルギーのいることです。
ですが、今一度、「自分自身の必要最低限」を知り、身の丈に合った生活水準で暮らすことで、今までにない心身の余裕が生まれてきます。
生活を見直したいと感じている方はぜひ、挑戦してみてください。
以上になります。
ありがとうございました!