
・資産運用を始めたいけどなにをすればいいのか分からない
・初心者の資産運用のおすすめは?
このような悩みについて解決します。



どうも、だすけ(@dasuke_182)です。
老後2,000万円問題や物価の値上げ、増える税金に、減っていく年金…。
今後、今より多く支払い、もらえるのは少なくなることは十分考えられ、自分の将来が不安に感じる人は多いです。
不安な将来のために積立NISAやiDeCoなど、国が推奨する金融商品もありますが、実際にどんな資産運用方法があるのか、またどれが自分に向いているのか悩んでしまいますよね。
結論は短期ではなく10年や20年と時間をかけた長期目線での投資を推奨します。
本記事で解説します。
資産運用とは?
ここでは資産運用地はどんなものかお伝えしたいと思います。
貯金と投資
資産運用には貯めることを重視した「貯金」と増やすことを重視した「投資」の2つがあります。
貯金は確実にお金を貯めることができ、元本も保証されますが増える金額は少ないです。
・普通預金
・定期預金
・積立定期預金
一方で投資は貯金より大きく増やすことができますが、元本の保証はないため増える分と同じくらいマイナスになってしまうこともあります。
・株式
・債券
・投資信託
貯金だけじゃいけないの?
皆さん一度は自分の両親に「貯金しなさい」と言われたことがあるかと思います。


今の銀行の金利水準はゆうちょ銀行を例に挙げる2022年で0.001%ほどです。まとまった預金がないと雀の涙ほどの金利にしかなりません。
高度経済成長期やバブルに働き盛りだった世代は貯金さえしていれば増えていく時代で、銀行によっては7〜8%の金利の時代もあったほどです。単純計算で10年銀行に寝かせていれば2倍になり投資をしなくても良いくらい景気が良かったのです。
ですが今の令和の時代は、昭和の頃のようなお金の増やし方ができず多少のリスクを取らないといけません。
資産運用をするにあたって
長期目線でリスクとリターンを考える
冒頭でもお伝えしましたが時間を味方につけて投資を行うことでリターンが増え元本割れのリスクを減らせることができます。米国株の画像を例に出していますが株でも投資信託でも同じことが言えるかなと考えられます。
短期ではリターンも大きいですがリスクも大きいです。15年以上を目安に運用してみましょう。
短期で成果を出そうと考えると行動がギャンブル傾向になりがちですし必要以上のリスクを取らざるおえないので長期を推奨します。


余剰資金で行う
資産運用は余剰資金で行うのが絶対です。
資産運用に回せる資金がない場合は最低でも6ヶ月から1年ほどの生活防衛資金を確保してから行うのをおすすめします。
突然の出費や、思わぬ事故怪我などのリスクをがありますので毎月の生活資金を投資に回すのは本末転倒です。
生活コストを下げる
余剰資金にお金を回せるように月々の生活コストも下げましょう。
月20万の手取りの人でも毎月の生活費が10万円と15万円の場合では資産運用に回せる金額も変わってきます。
生活を見直すために毎月の出費や固定費を見直したり不要なものは断捨離したりし余剰資金を生み出して資産運用に回していきましょう。
分散する
資産運用で金融商品を選ぶ際には、銘柄を分散させる、または1つの銘柄でも幅広く分散が効いている金融商品の購入をするのがいいでしょう。
1つの銘柄が値下がりしても、他の銘柄で損失をカバーできる場合もあります。
また為替の観点から見ますと、2011年の為替相場は円高で1ドル75円台でしたが、2022年には円安で1ドル150円台にまで値下がりしています。


単純計算でここ10年ほどで円の価値が半分になってしまったということです。
今後、人口減少による日本の国力低下は十分考えらるので、1ドル150円以上の更なる円安が将来的にあると思います。
円だけ持つのもリスクはあると思いますので、資産がある程度ある場合は円資産のみの一点集中を回避し米国株などのドル建てできるようなものもいいかと思います。
少額からでも始める
資産運用はリターンもある分リスクもあるので、それらを十分に理解した上での投資が大切になります。
どの銘柄がいいのか?どんな値動きなのか?始めたばかりでは分からない場合が多いです。
また始めたばかりだと毎日株価を確認し、気になりすぎて不安になる場合が多いです。株価は波打ちながら時に大きく暴落したり大きく値上がりしたりを繰り返しながら上昇していきます。いきなり大きな額を入金して不安にならないためにも少額から投資して値動きや資産運用の仕組みに慣れていくのが良いです。
投資金額を上げるのはそれからでも大丈夫です。
気にせずコツコツと
投資でリターンが大きかった人ってどんな人だと思いますか?
・すでに亡くなっている人
・投資していることさえ忘れていた人
と言われています。運用しているとつい頻繁に株価を確認したくなったり暴落したりすると焦って投げ売りしたくなりますが、自分が選んだ未来を信じてコツコツ淡々と投資していきましょう。
資産運用2選
ここからはおすすめの資産運用について紹介させていただきます。
つみたてNISA
最初にやるべき資産運用はつみたてNISAになります。
つみたてNISAは年間上限投資額の40万円までの利益が最大20年間非課税となる制度です。投資可能期間は2042年まで、月3.3万円×12ヶ月×20年で最大800万円を積み立てて運用することができます。
2024年度からは制度が変わり、現行のつみたてNISA(少額投資非課税制度)、一般NISAが統合し全く新しいNISA制度になります。
これまで不可だった一般NISAとの併用も可能、最大1800万円の生涯投資枠として運用できるようになります。
現行 | 2024年1月以降 | |
制度が使える期間 | つみたて 2042年まで 一般 2023年まで | 恒久化 |
年間投資枠 | つみたて 40万円 一般 120万円 | 120万円 240万円 |
非課税となる投資枠 | つみたて 最大800万円 一般 最大600万円 | 買付残高で1800万円 (うち成長投資枠(仮)は1200万円) |
両者の併用 | 不可 | 可能に |
制度が変わるのであれば2024年からでも良いのでは?と思う方もいるとは思いますが2023年分の買付枠があるのでしたら、なるべく早く始めていただいて23年分の投資枠40万円も使っていただくのが理想ですね。もちろん23年分の投資枠の運用益も非課税です。
つみたてNISAでおすすめの証券口座は
つみたてNISAであれば楽天証券かなと思います。
楽天カード経由で楽天キャッシュで積み立てれば0.5%、以前よりもらえるポイントは少なくなりましたがまだまだ楽天経済圏の恩恵はあります。
・楽天カードの発行
・楽天証券の口座開設
この2ステップ合わせて30分もあれば申請できます。
間違っても取扱銘柄も少ない上に手数料の高い銀行の窓口や郵便局では購入しないようにしましょう。
つみたてNISAでおすすめの金融商品
基本的にはeMAXIS Slimシリーズを購入するのが一つの最適解かと考えています。
自分の購入しているものは以下2つになります。
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は文字通り世界中全てを買ってしまおう、そんな金融商品です。
著書『ほったらかし投資術』を読み、今後世界が経済が成長するという内容が判断の後押しとなり投資を決めました。
全世界であれば幅広い分散になりますし、正直これ1本で良いくらいかなと思っています。
世界がコケる時はこの世の終わりが来る時だと持っています。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は全米の優良企業500社に投資する金融商品です。
正直決めきれなくて2つとも保有しているのが現状です。eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)も半分以上が投資割合が米国で、保有している投資信託が2つとも米国寄りではありますが…
米国は世界の経済の中心であり、今後も先進国の中で唯一人口増加が見込まれている国です。GAFAMもアメリカ発祥の企業ですし今後も株価は伸びていくのではないかと考えています。
米国ETF(上場投資信託)
投資枠以外にも余裕のある方は米国の高配当性の企業に分散されている米国ETF(上場投資信託)も選択肢に入れるのも良いと思います。
米国ETF(上場投資信託)は1日1回値段の決まっている投資信託と違い、米国の取引時間であればいつでも売買できるのが特徴になります。
米国ETF | 投資信託 | |
上場・非上場 | 上場 | 非上場 |
取引可能時間 | 証券取引所の取引時間 | 原則いつでも購入可能 |
手数料 | 低い | 低い〜高い |
信託報酬 | 低い | 低い〜高い |
価格変動 | リアルタイム | 1日1回 |
購入場所 | 証券会社 | 証券会社、販売会社、銀行など |
自分は米国の高配当株を中心とした400社に分散投資されたETF (上場投資信託)、VYMをメインに購入しています。
分散が効いているのでこちらもこれ1本で良いかもしれません。
利回りや配当を考えれば他の高配当のETFでも良いかもしれませんが、VYMは値上がり益(キャピタルゲイン)も期待できるのが魅力のETFです。
3ヶ月に一度配当金が振り込まれます。元本が少ないうちは配当金の魅力は感じづらいですが、元本が増えてきたり増配したりすると配当金のレベルも桁違いになってきます。
VYMは100万円投資して年間配当が24000円くらいですので仮に投資額が10倍の1000万円程だとすると年間配当は24万円ほどになります。
月平均2万円です。2万円自由に使えるお金があるだけでも心強いのではないでしょうか?
米国ETFの始め方、おすすめの証券口座は
ETFなんて聞き慣れないし買うのって難しいのでは?
と思うかもしれませんが、特に難しいことはありません。
証券口座を開設し、欲しい銘柄を検索し、幾つ買うか決めて購入するだけです。
米国ETFに限ってはSBI証券一択かなと思います。
理由としてはETFを購入する際に円→ドルに両替するのですが、住信SBI銀行経由で外貨決済すると為替手数料が25銭から6銭になって圧倒的にお得だからです。信託報酬や手数料などは地味にかかる金額が結構あるのでこういったサービスは本当にありがたいですね。
①SBI証券と住信SBIネット銀行の口座を開設
②SBI証券の外国株式口座を開設
③住信SBIネット銀行で外貨両替(ドル転)
④住信SBIネット銀行→SBI証券に入金
の手順になります。
iDeCoはやらないの?
iDeCoは現時点では考えていません。
iDeCo自体の運用益は全額非課税となり、掛金として拠出した分は全額所得控除の対象となるため、節税対策にもなります。
制度が年金みたいなものなので原則60歳を過ぎてから受け取れない、このデメリットが30代の現時点で自分には大きいかなと感じています。
iDeCoよりも上記で紹介したつみたてNISAと米国ETF(上場投資信託)で十分かなと思いますが今後年齢を重ねたら考えが変わるかもしれません。
最後に


初心者におすすめしたい資産運用2選を紹介させていただきました。
・長期目線でリスクとリターンを考える
・余剰資金で行い生活資金には手を出さない
・余剰資金を年収するために生活コストを見直す
・分散投資をする
・リスク資産と値動きを理解できるように少額から始める
・最初はつみたてNISAからで余裕があるなら米国ETFの順番で
この先何十年と投資を続けるを大変かと思いますが是非ともに頑張っていきましょう。
以上になります。
ありがとうございました!
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